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SIMカードのサイズは全部で3種類ある!



SIMカードは、大きく3種類のサイズに分かれてきます。
- nanoSIM(12.3mm×8.8mm)
- microSIM(15mm×12mm)
- 標準SIM【mini-SIM】(25mm×15mm)
大きさを比べると、nanoSIMから順にサイズが大きくなっていき、標準SIMが最大サイズになります。
これは初期のスマホ(iPhone4など)やガラケーでは手の平よりやや大きな端末サイズということもあって、SIMカードも標準SIMが採用されていました。
その後、スマホの普及とともにコンパクト化傾向し、それに合わせてSIMカードのサイズも小さくなっていきました。


適切なSIMカードのサイズの選び方!

SIMカードのサイズは、端末の機種ごとにサイズが変わってきます。
例えば、同じアップル社のiPhoneでさえも機種が違うだけで、nanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類のサイズから適切なサイトを選ばないと使えません。


そのため、まずは自分の端末の機種を確認し、そして適切なSIMカードのサイズを知る必要があります。
これは、格安SIM会社(MVNO)でも、対応端末のSIMカードサイズ一覧表などでチェックすることができます。

例えば楽天モバイルの場合、動作確認済端末一覧があります。
キーワード検索に自分が使っている端末の機種名を入力して検索すると、SIMカードのサイズはもちろん回線の種類やOSのバーションまで調べることができます。
つまり、「自分が使っている端末の種類」と「機種名」の2つの情報が分かれば、SIMカードのサイズ選びで失敗することはありません。


nanoSIM対応の主な端末機種

- iPhone 5~X
- Xperia Z3~Performance SOV33
- Galaxy S6 edge~A8 SCV32
- arrows Fit F-01H~SV F-03H
- AQUOS CRYSTAL X~ZETA SH-04H
- iPad mini~Pro

2012年以降から発売したスマホであれば、nanoSIMが主流として使われています。
端末機種も、microSIMや標準SIMと比べると圧倒的に多いことが特徴的です。
それに最新のiPhoneシリーズなど、購入したばかりであれば、nanoSIMでほぼ間違いないと思います。
microSIM対応の主な端末機種

- iPhone 4、4S
- ドコモ F-07F、N-01G、P-01H
- au?G Flex LGL23、miraie
- ソフトバンク 101DL~203SH
- iPad、第3~4世代、iPad 2

主に2010年~2012年発売のスマホであれば、microSIMが対応しています。
自分のスマホはちょっと古いかな?と思ったら、だいたいこのmicroSIMが対応している可能性が高いです。
標準SIM対応の主な端末機種

- iPhone 3~3GS
- ソフトバンク 001DL~201HW
- ガラケー
- キッズケータイ

今では、本当に見ることが少なくなった初代スマホが標準SIMを対応していました。
例えば、懐かしい初代iPhoneなどがこの標準SIMカードであり、他にガラケーも主流のSIMカードでもあります。
ただし標準SIM=古い端末とイメージしがちですが、最近ではキッズケータイが一部対応しています。
だから、標準SIMを対応しているすべての機種が古いというわけではありません。


【例外】auの場合はマルチSIMカード

SIMカードのサイズは主に3種類ですが、例外としてauのVoLTE対応のSIMカードは注意です。
なんと1枚のSIMカードで、nanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類のサイズに対応できるようになっています。

これは1枚のSIMカードに、サイズごとに3種類の切り込みがあって、自分でサイズを調整できるようになっています。
このVoLTE対応で調整したSIMカードのサイズは、auから他社に乗り換える時に、SIMカードのサイズの情報が必ず必要です。
どのサイズで調整したか?忘れないように覚えておきましょう。
【実践編】SIMカードを端末本体に挿入する方法


スマホには、SIMトレイ(スロット)と呼ばれるSIMカードを入れる場所があります。
これは、iPhoneやAndroidといった種類に関係なく、すべての端末で共通です。
ただし、SIMカードを入れる場合、大きく2パターンあるためよく理解しておきましょう!
シングルSIM(通常)の場合 ※SIMカードを1枚入れる場合

ドコモ・au・ソフトバンクといったキャリア端末を使っている場合であれば、一般的にこの方法になります。
まずは、端末の左右どちらかにあるSIMトレイを探してみましょう。


付属のSIMピン(SIMカードを入れる専用ピン)と呼ばれるピンセットのような銀色のピンを差し込み、奥に押すことで自動的にSIMトレイが開きます。
Androidの場合は、ふたを外せばSIMトレイが出現する機種もありますが、SIMピンがないとSIMトレイが開かない場合もあるため、注意して下さい。
あとはSIMカードの裏表面に気をつけて、挿入すればOKです。(SIMカードの金色の面が下向き)
デュアルSIMの場合 ※SIMカードを2枚入れる場合



これは特殊な端末であり、特にSIMフリー端末の一部にあります。
どちらかというと、SIMカードを用途に合わせて使い分ける中級者以上の方利用することが多いです。
例えば、通話専用のnanoSIMとデータ通信専用microSIMを同時に入れることもできます。
SIMカードの入れ方もシングルSIM(通常)と同じ方法ですが、1箇所に2つのSIMトレイがあるため、サイズに合わせて間違えないように入れないといけません。(2枚ともSIMカードの金色の面が下に入れる)


契約後にSIMカードのサイズを変更したくなったらどうする?


格安SIMと契約後に、サイズを間違えたりしてSIMカードのサイズが端末に合わないこともあります。
このような場合、SIMカードのサイズ変更のやり方は3つあるため安心して下さい。
いづれかの手続きを行えば、問題を解決することができます。
格安SIM会社(MVNO)にサイズ変更届を行う


これは契約中でもSIMカードのサイズ変更届(SIM追加)と呼ばれる手続きを行えば、いつでも新しいサイズのSIMに変更することがあります。
手続き方法もとても簡単であり、新しく使いたいSIMカードのサイズを申し込むと格安SIM会社(MVNO)から数日に後に自宅に届きます。
その後、現在使っているSIMカードを解約すればOK!
サイズ変更も、nanoSIM、microSIM、標準SIMのいづれのサイズでも、変更することができます。


SIMカードのサイズ変更届には手数料が発生します。
格安SIM会社(MVNO)ごとに違うものの、約2,000~4,000円ほどの手数料がかかります。
- ワイモバイル(3,000円)
- UQモバイル(3,000円)
- マイネオ(2,000円)
- 楽天モバイル(4,000円)
- IIJimo(2,000円)
- LINEモバイル(3,000円)
- OCNモバイルONE(音声対応SIM:3,450円、データSIM:2,250円)
- BIGLOBEモバイル(3,394円)
- nuroモバイル(3,000円)
- NifMo(3,000円)
- U-mobile(3,000円)


SIM変換アダプターを使ってサイズ調整をする

SIMカードのサイズ変更は、SIM変換アダプターをを使えば簡単に自分でも調整することができます。


例えば、microカードにSD変換アダプターを使えば、簡単にサイズが大きくなりますよね。
仕組みは同じであるため、SDカードからSIMカードに置き換わっただけになります。

つまり、標準SIMからmicro SIMやnano SIMに変更できないため、注意して下さい。
とはいっても、多くの機種がnano SIMを採用しているため、困ることはありません。


ただし、端末の機種によってはSIM変換アダプターが対応していない場合もあるため、利用する場合は事前に確認しておく必要があります。
それに利用する場合、リスクを覚えておいて方が良いです。
SIM変換アダプターに対応していても、SIMトレイの中でSIMカードが引っかかってしまう危険性があります。
この状態になってしまうとなかなか取り出せず、最悪使えなくなることもあります。
SIMカッター(パンチ)を使ってサイズを調整する

SIM変換アダプターは、自分でSIMカードのサイズを大きくする方法でしたが、逆に小さくする方法がSIMカッター(パンチ)を使った方法です。
これは名前の通りカッターを使って切ることになります。

一度切ったら元のサイズに戻すことができず、それに失敗することもあります!
そのため、SIMカッター(パンチ)を使う時は、不使用のSIMカードで一度お試しをしてから、サイズ調整をすることをおすすめします。
値段は1,000円以下とSIM変換アダプターよりやや高いものの、格安SIM会社(MVNO)に手数料を払うことを考えれば、安いです。
リスクはとても高いものの、費用を抑えたい場合は1つの手段となります。


楽天モバイルやOCNモバイルONEといったドコモ回線を借りている格安SIMは、解約時やSIMカードを変更する時はSIMカードを返却する義務があります。
これは契約上SIMカードをレンタルしているため、契約終了もしくは現在の契約と変更する場合でも従うことは当然です。
そのためSIMカッター(パンチ)を使う行為は、レンタル物を破損させる行為にあたり、追加料金が発生する可能性もあります。

SIMカードのサイズ選びは契約前にしっかりとチェックしておこう!

SIMカードのサイズは3種類あるため、自分の端末機種とサイズが合った種類を選ぶことが大事です。
特に格安SIMに乗り換える場合は、契約前に公式サイトにある動作確認端末一覧表をチェックするは必須です。
これはiPhoneだけでなくAndroidも共通であり、どの機種を使っても同じチェック項目であるため忘れないようにしましょう!
またSIMカードのサイズ変更はいつでも可能ですが、変更届に手数料が発生したり、サイズ調整に失敗するなどリスクもあります。
契約後に、余分な手間をかけないためにもSIMカードのサイズ選びは慎重に行いましょう。