

シェアプランがある格安SIMを選ぶ場合、一体どれを選べば良いのか?
格安SIM会社(MVNO)ごとに多種多彩なサービスがあるため、迷ってしまうと思います。
そこで利用環境(家族同士・1人で複数端末など)に合った最適なシェアプランの選び方を紹介します。
また、各社の料金プランをデータ容量と利用人数別ににまとめて掲載しています。
月額基本料金が気になる方は、こちらも参考にしてみて下さい。
目次
格安SIMのシェアプランの特徴

まず格安SIM会社(MVNO)は数百という数がありますが、すべての種類でシェアプランを利用できません。
それに大きく2つのパターンがあるため、違いを理解しておくとよいです。
- 1つのシェアプランからデータ容量を共有
- 繰越された余ったデータ容量を共有

1つのシェアプランからデータ容量を共有する場合

一般的な格安SIMのシェアプランにあたります。
1つのプランから複数の利用者がデータ容量を共有することができます。
シェアできる最大回線数は各社バラバラであり、データ容量も小容量から大容量まで多彩なプランに分かれてきます。
- SIMカードを追加しても費用が安い
- SIMカードの数(契約者)が増えるほどお得
- 支払いをまとめれるため管理が楽
特に月額基本料金は、個別で1人1人別々で契約するよりも、シェアプランで契約した方が断然安くなります。
2回線目以降は「SIMカード追加手数料」を支払う必要があるものの、大幅に節約することができます。
- 1人がデータ容量を使いすぎると他の人に影響が出る
データ容量は複数の人と共有するため、誰か1人でもデータ容量を使いすぎてしまうとパケット切れによる速度制限が発生し、連帯で被ることになります。
1人が使いすぎてしまう場合は、最初から大容量プランを契約することをおすすめします。
繰越された余ったデータ容量を共有する場合

1つのプランを共有して利用するのではなく、プランは個別で契約します。
データ容量が余った場合のみ他の人にシェアできるため、自分のデータ容量が不足することもありません。
- 個別で好きなプランを契約できる
- データ容量を使いすぎても他の人に影響がない
- 他社からの乗り換えがしやすい
特にデータ容量を多く使う人とあまり使わない人がいる場合、個人に合った最適なプランを選ぶことができます。
それにデータ容量が余れば、必要な方(データ容量を多く使う方)を分け与えることもできます。
- シェアプランより料金が高くなる
- 支払いが先が別々になる
シェアプランと比べると割引もなく、それに個別で契約するため、月額基本料金は人数分だけ請求されます。

名義人の条件を確認

格安SIMでシェアをする場合、名義人を統一することが基本条件です。
これは契約先の格安SIM会社(MVNO)ではなく、現在使っている携帯会社の名義人を事前に揃えてから、格安SIMを契約する必要があります。
例えば、家族で利用している場合は、利用者全員を名義人に変更してから、格安SIM会社(MVNO)にMNP転入をしないといけません。
ただし、BIGLOBEモバイルやIIJmio、NifMoでは家族名義でも契約することもできます。
また契約後でも家族名義に変更できるワイモバイルやOCNモバイルONE、イオンモバイルなどもあり、名義人の条件が各社異なります。
最大回線数やフィルタリングサービスの条件を確認
シェアできる利用回線数は、格安SIM会社(MVNO)ごとに異なり、3~10人が利用人数です。
もし契約人数が多い場合は、最大回線数をチェックしておく必要があります。
また未成年が利用する場合、有害なサイトやアプリから守るためにフィルタリングサービスを利用するかどうかもポイントです。
無料から有料までさまざまなオプションが用意されているため、保護者は検討するべきだと思います。
格安SIMのシェアプランの選び方

格安SIMのシェアプランの選ぶポイントは、「シェアのタイプ」「名義人の条件」「最大回線数」、それに未成年が利用する場合はフィルタリングサービスも検討すべきです。



格安SIM | 最大回線数 | フィルタリング |
IIJmio | 5回線 | 360円 |
OCNモバイルONE | 5回線 | 250円 |
イオンモバイル | 5回線 | 150円 |
エキサイトモバイル | 5回線 | 360円 |
ワイモバイル | 3回線 | 無料 |
BIGLOBEモバイル | 5回線 | 200円 |
NifMo | 7回線 | 200円 |
mineo | 10回線 | 350円 |
楽天モバイル | 5回線 | 300円 |


格安SIMのシェアを大容量から小容量まで徹底比較!
ここではシェアを利用できる格安SIMについて、月額基本料金はもちろんサービス内容などの特徴を1社ずつ紹介していきます。
IIJmio

月額基本料金 |
||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
3,260円 | 2,700円 | 2,560円 |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
12GB | ドコモ au(※1) |
360円 |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
5回線 | 700円 | 必要 |
IIJmioではプランごとに最大回線数が異なります。
ミニマムスタートプランとライトスタートプランは最大3枚、ファミリーシェアプランでは最大5回線まで同時に新規契約ができます。
だから、2世帯家族から大家族まで幅広い家庭で利用できます。
しかもファミリーシェアプランであれば、データ容量12GBまで利用でき、イオンモバイルやBIGLOBEモバイルの月額基本料金と比べると安いです。

またIIJmioは端末セットが充実しており、格安SIMの中でも1.2位を争うほど!
しかも端末セットとの乗り換えキャンペーンは大幅な割引はもちろん、IIJmio独自の特典もあるから、選んで損はないと思います。
\特に端末セットのキャンペーンが超注目!/
BIGLOBEモバイル

月額基本料金 |
||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
1,600円~ | 1,020円~ | 900円~ |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
3GB~ | ドコモ au(※1) |
200円 |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
5回線 | 900円 | 不要 |
シェアSIM対応のプランが多く、3GB・6GB・12GB・20GB・30GBから選択ができます。
ただし、最大回線数が5回線までしか契約できないため、どちらかというネット好きな核家族向けになります。
名義人(支払い者)を統一する必要がなく、家族名義で契約ができます。

BIGLOBEモバイルの最大の特徴は、YouTubeやGoogle Play MUISICなどがカウントフリー(データ容量が消費されない)であるため、データ容量が少ないプランで契約しても、パケット切れになる可能性が低いです。
ただし、カウントフリーを利用するにはオプションで月額480円(音声通話SIM)、月額980円(データSIM)を支払う必要がありますが、シェアSIMの月額基本料金と計算しても格安なことは確実です。
\カウントフリーもキャンペーンで月額基本料金を割引できます/
OCNモバイルONE

月額基本料金 | ||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
1,600円~ | 1,020円~ | 900円~ |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
110MB/日~ 3GB/月~ |
ドコモ | 250円 |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
5回線 | 1,100円 | 必要 |
OCNモバイルONEの容量シェアは最大回線数が5回線です。
月単位コースだけでなく日単位コースでも容量シェアの利用が可能です。
しかも月に1回コース変更もできるため、データ容量が合わなくても問題なし!
毎月のデータ容量のバラツキが大きい家族でも、安心して契約することができます。

月額基本料金は他社よりやや高めですが、本家ドコモ回線の直系列ということもあり、同じドコモ回線の格安SIMよりも速度が安定しています。
また容量シェアの場合、2台目以降に「SIMカード追加手数料」がかかりますが、新規契約(1台目)と同時に2台目も契約すれば無料になります。
契約後でもキャンペーンを利用することができるため、回線数が増えても安心です。
\キャンペーンをうまく使って初期費用もお得に!/
イオンモバイル

月額基本料金 | ||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
1,780円~ | – | – |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
4GB~ | ドコモ au |
150円 |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
5回線 | 700円 | 必要 |
イオンモバイルのシェア音声プランは音声通話SIM(音声通話+データ通信)しか契約ができません。
しかし、格安SIMのシェアプランのなかでもデータ容量の選択肢が最も多いです。
4GB・6GB・8GB・12GB・20GB・30GB・40GB・50GBと全部で8通りがあるため、小容量から大容量までその家庭に合った使い方ができます。
しかも、ドコモ回線とau回線の組み合わせができるため、利用者ごとに回線を分けることもできます。
シェア音声プランを契約する場合は、店舗のみの受付となります。
しかも、すべての店舗で受付ができるわけではなく、即日店舗のみです。
近所に即日店舗があれば問題ありませんが、ない場合は別の格安SIMを検討した方が良いかもしれません。
\乗り換えキャンペーンをうまく利用しよう!/
DMMモバイル

月額基本料金 |
||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
4,080円~ | – | 1,980円~ |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
8GB~ | ドコモ | なし |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
3回線 | 700円 | 必要 |
DMMモバイルのシェアコースは、SIMカード3枚で1プランとなっています。
もし4人以上利用する場合は、さらに3枚コースを契約しないといけません。
だから、どちらかというと3人向けのシェアプランになります。


2人で利用すると月額基本料金を損をしてしまう感じがしますが、途中でSIMカードを1枚追加すると追加手数料3,000円かかってしまいます。
データ容量は全部で4種類あり、8GB・10GB・15GB・20GBになります。
中容量から大容量まで選ぶことができるため、ネットをよく見る方や動画をたまに見る方は、3人で利用しても丁度良いと思います。
NifMo(ニフモ)

月額基本料金 |
||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
1,600円~ | 1,050円~ | 900円~ |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
3GB~ | ドコモ | 200円 |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
7回線 | 700円 | 不要 |
NifMoのファミリープログラムは、3GB・7GB・13GBの3つのデータ容量しか選択できませんが、最大で7回線まで契約が可能です。
それに利用人数が増えても月額基本料金が変わらないため、2人以上利用すれば確実にお得です。
名義人(支払い者)を統一する必要がないため、家族名義で契約が可能です。


ただし、NifMoは他社と比べると通信速度が特別速くもなく、それにカウントフリー(データ容量の使い放題)などのサービスもないため、良くも悪くも普通です。
そのため、普通にスマホが使えればOK!いった感覚なら、家族で利用しても問題ない格安SIMになります。
エキサイトモバイル

月額基本料金(※1) |
||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
1,800円~ | 1,240円~ | 1,100円~ |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
0MB~ | ドコモ | 360円 |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
5回線 | 700円 | 必要 |
エキサイトモバイルのシェアプランは3枚コースになりますが、大きく2つのプランをさらに選択できます。
- 最適料金プラン(データ容量を使った分だけ月額基本料金が変化)※低速通信~15GB
- 定額プラン(月額基本料金が一定)※0MB~50GB
データ容量の選択肢も最大で18通りもあり、選択肢も広いです。

ワイモバイル

月額基本料金(※1) |
||
音声通話 | SMS付 | データ通信のみ |
– | – | 0円~(※1) |
データ容量 | 回線 | フィルタリング |
0MB~ | ソフトバンク | 無料 |
最大回線数 | 追加手数料 | 名義変更 |
3回線 | 0~900円 | 必要 |
シェアプランが可能なのはデータSIMのみになります。
しかも、スマホプランS・M・LもしくはデータプランS・Lのみです。
加入月は3GBのシェアが可能ですが、加入月以降は親回線のデータ容量でシェアが可能となります。
シェアはデータSIMのみであり、他社から乗り換え(MNP転入)する場合は、利用不可のプランです。
そのため、どちらかというとデータ通信のみ利用したい家族向けの格安SIMになります。
\家族割との併用も可能です!/
mineo

料金プラン | データ容量 | 回線の種類 |
700円~ | 500MB~ | ドコモ au ソフトバンク |
シェアオプション | ||
月額基本料金 | 対象者 | 申込 |
無料 | 10回線 ※主回線もOK |
必要 ※マイページ |
mineoのパケットシェアは、全プラン共通のサービス(余ったデータ容量を翌月に分け与える)です。
音声通話SIMだけでなく、データ通信SIM(データ通信のみOK)も利用できることや、回線の種類に関係なくmineoの全ユーザーが無料で利用できます。
最大で10回線まで利用できるから、10人家族までOK!


mineoではパケットシェア以外にも、全ユーザーを対象に下記のサービスも利用できます。
- パケットギフト(データ容量を無料で家族などにプレゼントできます)
- フリータンク(寄付されたデータ容量を1GB貰えます)
- ファン∞とく(1年以上利用すると長期利用特典が貰えます)
mineo(マイネオ)はユーザー満足度No1を受賞していることもあって、ユーザーに対するサービスがアツイです!
他にもユーザ同士で交流できるマイネ王や乗り換えキャンペーンなどもあり、他社と比べると複数の特典が貰えるなど、何かとお得です。
当サイトでも契約者数が最も多い格安SIMでオススメです。
\乗り換えキャンペーンでダブル特典のゲットも可能!/
楽天モバイル

料金プラン | データ容量 | 回線の種類 |
525円~ | ベーシックプラン 2Gb~ |
ドコモ au |
シェアオプション | ||
月額基本料金 | 対象者 | 申込 |
100円 | 5回線 ※主回線もOK |
必要 |
楽天モバイルでデータシェアを行うには、オプション代として月額100円を支払う必要があります。(ドコモ回線のみ)
手続き方法としても、主回線の方は楽天モバイルのメンバーズステーションから申し込み、その後データシェアをしたいメンバーを招待することで、メンバー同士でデータ容量を分け与えることができます。

楽天モバイルでは、通話定額が標準に付いたスーパーホーダイ(10分かけ放題)があります。
しかも楽天会員割や長期割を併用すると、最大で2,000円も割引ができるため。家族同士の短時間通話が多くて、月額基本料金を節約したい方にはおすすめの格安SIMになります。
\楽天スーパーポイントも最大で6倍にすることも可能です!/
料金からシェアプラン比較して選ぶのもアリ!

費用を抑えたい方は、月額基本料金を見比べてみるのも良いと思います。



(※2)エキサイトモバイルは、1人目は1枚コースの定額プラン、2人目と3人目は3枚コースの定額プランで計算しています。
mineoと楽天モバイルの料金を比較

mineoと楽天モバイルはシェアプランではなく、オプションを利用することでデータシェアをすることができます。
ここでは、音声通話SIMとデータSIMの料金を分けて紹介します。


シェアプランの選び方は格安SIMの特徴と利用者の使い方から判断しよう!

格安SIMを利用してシェアする場合、シェアプランと余ったデータ容量をシェアする2つの方法があります。
それに名義人を統一することが基本条件ですが、一部では家族名義で契約することもできます。
最適なシェアプランを選ぶためには、上記の選択肢に加えて最大回線数の確認やフィルタリングの契約(未成年が利用する場合)も考える必要があります。
1つ1つポイントをチェックして、最適な種類を選択しましょう!

- 2世帯家族など料金を安く利用したい方(IIJmio)
- ネットを多くやる核家族の方(BIGLOBEモバイル)
- 毎月のデータ容量の幅が大きい家族の方((OCNモバイルONE)
- データ容量をあまり使わない核家族の方(イオンモバイル)
- 3人以内で利用したい方(DMMモバイル)
- 他のサービスにこだわらず普通に使いたい家族の方(NifMo)
- 月ごとにデータ容量が変化する家族(エキサイトモバイル)
- データ通信のみ利用したい家族(ワイモバイル)
- シェアオプションを払わず利用したい家族(mineo)
- 家族同士で短時間通話をする家族(楽天モバイル)
