



IIJmioは複数回線を契約できる格安SIMであるため、メイン端末とサブ端末を使い分けて契約もできるし、名義人が同じであれば家族全員でIIJmioを利用することもできます。
そんな利用者に合わせて利用できるデータシェアについて、すでにIIJmioを契約している方はもちろん、これから複数回線を契約したい方にも分かるように、プランごとの条件の違いや注意点、利用する際のメリット、そしてSIMカードの追加方法についても詳しく解説していきます。
目次
IIJmioはデータシェアが可能な格安SIM

IIJmioの通常プランにはミニマムスタートプラン、ライトスタートプラン、ファミリーシェアプランの3つのプランがあります。
各プランはデータ容量に応じて月額基本料金が異なるものの、複数の利用者がデータ容量を共有できる共通のメリットがあります。
ただし、プランごとに追加できるSIMカートの条件(最大枚数や利用料金)が違うため、しっかり理解しておくことが大事です。
追加できるSIMカードの条件がプランごとに違う

IIJmioでは、プランごとに利用できるSIMカードの最大枚数が決まっています。
- ミニマムスタートプラン(3GB)…最大2枚
- ライトスタートプラン(6GB)…最大2枚
- ファミリーシェアプラン(12GB)…最大5枚
ミニマムスタートプランとライトスタートプランは、条件が変更され1つのプラン内で最大で3枚(主回線も含む)まで利用が可能になりました。
ファミリーシェアプランでは、大容量プランということもあり上記2つのプランと比べると追加できる枚数も増え、最大で6枚(主回線も含む)までOK!


追加SIM利用料は、プランに関係なく1枚あたり月額400円かかります。
初期費用のSIMカード追加手数料(2,000円)は、ミニマムスタートプランとライトスタートプランの2枚目、ファミリーシェアプランは4枚目以降に発生します。
つまり、ファミリーシェアプランの場合、3枚目までの追加手数料が無料になるため、お得です。。

データシェアのメリット
IIJmioのデータシェアは、データ容量を共有できる以外にも「月額基本料金の削減」や「通信速度の混雑緩和」といった2つのメリットがあります。
複数台の月額基本料金が安くなる

IIJmioの2台目の利用料金は全プラン共通で追加SIM利用料が400円です。(ファミリーシェアプランは3回線目まで無料)
さらに、音声通話機能付きSIMを利用する場合は音声通話機能付帯料700円、SMS機能付きSIMを利用する場合はSNS機能付付帯料140円が追加した金額が毎月発生します。

音声通話機能付きSIM (タイプD・A共通) |
SMS機能付きSIM | データ通信専用SIM (タイプDのみ) |
|
ミニマムスタートプラン(3GB) ※1台目 |
1,600円 |
1,040円(タイプD) |
900円 |
ミニマムスタートプラン(3GB) ※2台目 |
+1,100円 |
+540円(タイプD) |
+400円 |
ライトスタートプラン(6GB) ※1台目 |
2,220円 |
1,660円(タイプD) |
1,520円 |
ライトスタートプラン(6GB) ※2台目 |
+1,100円 |
+540円(タイプD) |
+400円 |
ファミリーシェアプラン(12GB) ※1台目 |
3,260円 |
2,700円(タイプD) |
2,560円 |
ファミリーシェアプラン(12GB) ※2台目 |
+700円 ※3回線目までの料金 |
+140円(タイプD) |
0円 ※3回線目までの料金 |

例えば、ミニマムスタートプラン(3GB)のデータ通信専用SIMについて、データシェアした場合と個別に2回線契約した場合の利用料金について比較します。
- データシェアした場合、900円(1回線目)+400円(2回線目)=1,300円(合計)
- 個別で2回線契約した場合、900円(1回線目)+900円(2回線目)=1,800円(合計)
データシェアすると、個別で2回線契約する場合よりも毎月500円も安くなります。
このように最安値プランで比較したとしても、データシェアをした方がお得です。
だから月額基本料金が高いファミリーシェアプランや契約人数(回線数)が多いほど、さらに1人あたりの利用料金が安くできるため、費用を節約できます。
通信速度の混雑を分散できる

IIJmioのデータシェアは、ドコモ回線とau回線を併用することができます。
マルチ回線を利用できる格安SIMの特徴を生かして、データシェアでも回線ごとに種類を選択できます。
例えばメイン端末をドコモ回線、サブ端末をau回線で契約して回線を分散しておけば、どちらか一方の通信速度が混雑したとしても、回避することができます。
特に1人で複数回線を利用する場合は、通信速度対策のちょっとした裏技として利用できます。


2枚目のSIMカードを追加する方法


IIJmioの会員専用ページにアクセスして、「mioID」と「パスワード」を入力してログインします。

「サービスの各種変更・利用状況照会」が表示されるため、「SIMカードの追加」をタップします。

「SIMカードを追加」をタップします。

SIMカードの種類を選択します。
「音声通話機能付き」「SMS機能付き」「データ通信専用」の3つの中から希望の種類を選択します。

利用者情報の登録は、契約者本人であれば「契約者本人」、契約者と利用者が違う場合は、「本人以外」を選択します。
そして「上記の内容でSIMカードを追加する」をタップします。

「配送希望日」と「配送希望時間」を指定できるため、自分の都合の良い時間帯を選択すればOKです!

最後に注意事項を確認したら、左端にレ点をチェックして下さい。
そして「設定変更申し込み」をタップすれば、SIM追加の手続きが完了します。


SIMカードを追加する際の注意点

IIJmioは家族名義で契約できる格安SIMです。
以前はMNP転入する場合、IIJmioに転入する前に現在使っている携帯会社で名義人を統一する必要がありましたが、現在は利用者本人の名義で契約ができます。

ミニマムスタートプランとライトスタートプランは、申し込みと同時に2枚目のSIMカードを追加できません。
他にファミリーシェアプランでも、4枚目以降のSIMカードは新規契約と同時に追加ができません。
契約後にIIJmioの会員ページから別途手続きを行って、SIMカードを追加する必要があります。
IIJmioは小容量プランでもデータシェアができて使い道が広い

IIJmoのデータシェアは、プラン選びで縛りが少ない格安SIMです。
特に他社と違って、ファミリーシェアプラン(12GB)だけでなく、ミニマムスタートプラン(3GB)のような小容量プランでもデータシェアができることは大きな特徴です。
特に家族でまとめて利用したい方はもちろん、1人で複数回線を利用する方にとっても複数のプランの中から自分に最適なプランを選択できるため、使い勝手が良いと思います。
