






そのためまずは基本用語から解説しますが、すでに用語を知っている方は飛ばしても問題ありません。
目次からメリットやデメリットについて進んでみて下さい。
目次
格安SIMに関係する基本的な用語の意味

格安SIM関係する用語として、特に「SIMカード」「格安SIM」「格安スマホ」「MVNO」「MVO」は頻繁に出てくる用語になります。
まずはサクッとこの5つの用語を確認しておきましょう!
SIMカードとは?

SIMカードとはスマホの端末内に入っているデータが入った小さなカード(裏面が金色)になります。
このカードにはデジタル化した個人情報(電話番号やパスワード)などが入っていて、スマホなどの端末に差し込むことでデータが読み取られ、通話やデータ通信などができるようになります。
またSIMカードには大切な個人情報が入っているため、他人に悪用されないように注意しましょう!


選び方や大きさを知りたい方は、別の記事も参考にしてみて下さい。
格安SIMとは?

格安SIMとは、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)以外の携帯会社のSIMカードです。
そして「格安」と言われているのは、月額利用料金がキャリアより安いため格安SIMと言われるようになりました。
例えば、同じドコモ回線を利用している楽天モバイルの場合、キャンペーンなどを適用するとなんと月額利用料金が約1,500円!
一方、ドコモはというと約7,000~8,000円にかかってしまうため、いかに格安かが分かると思います。


格安スマホとは?

格安SIMと混同しやすいのが格安スマホです。
これはSIMカードではなく、スマートフォン(スマホ端末本体)であり、キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)以外の携帯会社で販売している端末代金が安いスマホになります。
それにキャリアで販売しているiPhoneやAndroid(Xperiaシリーズなど)といった誰もが知っている人気機種ではなく、一般的にSIMフリー端末(回線の制限がない)を表すことが多いです。
メーカーや機種であればHUAWEIのnovaシリーズやASUSのZenFoneシリーズといったAndroid端末などになります。
そして端末代金も10,000~20,000円で購入できるお値打ちな機種もあってお得です。


それに一部の機種には、70,000円以上のハイスペックな機種もあり、性能はキャリア以上の機種もあります。
\格安からハイスペックまでさまざまな機種を確認できます/
MVNOとは?

正式名称はMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)であり、キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)以外の携帯会社を表します。
つまり格安SIM会社を表します。
格安SIM会社は1,000社以上あると言われており大手から中小企業までさまざま!すべてがMVNOになります。


MNOとは?
正式名称はMobile Network Operator(移動体通信事業者)であり、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)を表します。
MVNOは格安SIM会社でしたが、MNOはキャリアだと思ってもらえばいいと思います。


格安SIMに乗り換えた場合のメリット

キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、どんなメリットが待っているのか?
一般的に考えると、格安SIMよりキャリアの方が上に見られがちですが、実はメリットが数多くあります。
- 毎月の月額利用料金が大幅に安くなる
- 契約期間の縛りが少ない
- 料金プランやコースがシンプルで選択肢が広い
- データ容量を無制限で利用できるサービスがある
- 端末セットが安くなる
半額以下も可能!毎月の月額利用料金が大幅に安くなる

格安SIMの最大のメリットといえば、やはり月額利用料金の圧倒的な安さになります。
例えばネットや動画だけを楽しみたい場合、格安SIMであればデータ通信専用のSIMカードがあります。
LINEモバイルやイオンモバイルであれば、なんと約500円から契約可能です。
しかしキャリアとなると最低でも5,000円以上かかってしまうから、いかに格安かが分かります。
もちろん、キャリアと同じように通話とネットを楽しむこともできます。
格安SIMでは音声通話機能付きのSIMカードを契約する必要がありますが、最も安いプランであると月額利用料金は約1,000~1,600円が相場となります。
だから、キャリアと比べると月額利用料金が半額以下になってしまい、大幅に節約することができます。
これは人気のiPhoneでも同じであり、キャリアから乗り換えると月額利用料金を安くしても同じ使い方ができます。


契約期間の縛りが少ない

キャリアと契約すると、必ずしも2年縛りといった契約期間の問題があります。
しかし、格安SIMの場合はというと、縛りの条件が緩く、格安SIM会社によっては縛りがない種類もあります。
例えばmineo(マイネオ)やイオンモバイルの場合、全プランの縛り(最低利用期間)がなく、それに解約手数料もありません。
そのため、縛りを気にすることなく安心して契約することができます。


料金プランやコースがシンプルで選択肢が広い

キャリアと契約していると、プランが複雑すぎて正直とても分かりにくかったと思います。
しかし、格安SIMの場合はプランの種類は大まかに3種類(通話・SMS・データ通信がOK、SMS・データ通信がOK、データ通信がOK、)に分かれ、そこから自分が利用したデータ容量をコースから選択すればOKです。
基本的にこのパターンが、すべての格安SIM会社で共通になります。

また格安SIM会社には、さまざまなサービスが特徴的です。
例えばデータ通信を存分に楽しむことができる種類もあれば、家族割や独自サービスなどに力を入れている種類もあります。
だから選択肢も広いため、自分の希望に合った格安SIMを選ぶことができます。

データ容量を無制限で利用できるサービスもある

格安SIM会社の多くが、カウントフリー(対象するデータを利用してもデータ通信容量が消費されない)を利用できます。
対象範囲は格安SIM会社ごとに特徴があり、例えばLINEモバイルであればLINEやFacebook、Twitter、InstagramといったSNSが対象になります。
他にも、BIGLOBEモバイルであればYouTubeやアベマTVなどの動画や、アップルミュージックといった音楽も対象になります。
だから、自分が楽しみたいコンテンツがカウントフリーであれば、もう使い放題!
データ通信量を気にすることなく利用することができます。


端末セットが安くなる!

格安SIMではSIMカード以外にも、端末セットでも契約することができます。
種類もiPhone(型落ち)だけでなくAndroidも扱っており、主にSIMフリー端末を購入することができます。


\端末セットの種類が豊富な格安SIM会社/
格安SIMに乗り換えた場合のデメリット

格安SIMには数多くのメリットがあるものの、乗り換えたことで逆にデメリットになってしまうこともあります。
特にキャリアサービスが使えなくなるといった問題は、その代表例です。
- キャリアメールが使えなくなる
- キャリア決済ができなくなる
- 通信速度がやや遅くなる(一部速い格安SIMもある)
- 初期設定を自分で行う必要がある
- LINE認証やID検索ができなくなる
- 利用する回線や対応端末などを自分で調べないといけない
- テザリングが対応していないこともある
- 家族割がある格安SIM会社が少ない
- クレジット決済対応の格安SIM会社が多い
- 店舗がない格安SIM会社があってサポートが不十分

キャリアメールが使えなくなる

- @docomo.ne.jp
- @ezweb.ne.jp
- @softbank.ne.jp
キャリアの時に使えていたキャリアメールが一切使えなくなり、そして消滅してしまいます。
普段からメールを利用しない方にとっては全く問題ありませんが、メールを主な連絡手段であった方は重大な問題です。


例えば、GmailやYAHOOメールであれば無料であるし、それにパソコンと併用して使うことができます。
また格安SIM会社にも専用のメールアドレスが用意されており、UQモバイルであればUQメール、OCNモバイルONEであればOCNメールなどでも代用できます。
キャリア決済ができなくなる

- ドコモケータイ払い
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い
キャリアメールと同じくキャリア決済も一切使えなくなります。
キャリア決済をスマホの月額利用料金のみしか使っていない方は問題ありませんが、一部のモバイルサイトでこのキャリア決済を使っていた方は、支払い方法をクレジット払いや口座振替などに変更しないといけなくなります。


この端末は2枚のSIMカードを入れることで、キャリアと格安SIMを併用して使うことができる裏ワザ的なスマホになります。
通信速度がやや遅くなる(一部速い格安SIMもある)

格安SIM会社は専用の通信回線を構築しているわけではなく、キャリアから回線を借りているため、どうしても通信速度がやや遅くなります。
LTE回線であるものの、通勤時間や昼や深夜といったユーザーが特に集中する時間帯に影響が出やすいです。
しかし、通信速度が遅くなるといっても全く使えないというわけでもなく、それに一部の格安SIM会社(MVNO)では通信速度がキャリアとほとんど変わりません。
例えば、ワイモバイルやUQモバイルは格安SIMの中でも最速級クラスであるため、速度重視の方はおすすめの格安SIMになります。


初期設定を自分で行う必要がある

一部の格安SIM(店舗契約)を除いて、基本的に初期設定は自分で行わないといけません。
特に機械操作が苦手な方は不安に感じてしまいますが、安心して下さい。
格安SIM会社ごとに初期設定方法が公式サイトでも公開されており、iPhoneとAndroid別に解説されています。
それにSIMカードと一緒にマニュアル(画像付)が一緒についてくるため、誰でも簡単に設定ができます。


LINE認証やID検索ができなくなる

LINEアプリを新規登録する場合、LINE認証が必要になります。
格安SIMでもSMS付で契約すれば問題ありませんが、SMSが付いていない(LINEモバイルはOK)と引っかかってしまいます。


他にも、友達をID検索することができません。
そのため、友達登録する場合は「ふるふる機能」や「LINEのQRコード」を送って、LINE交換をする必要があります。

利用する回線や対応端末などを自分で調べないといけない

格安SIM会社はキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から回線を借りており、しかも各社回線の種類はバラバラです。
主にドコモ回線が多いのですが、auやソフトバンク回線を利用している格安SIM会社もあります。
そのため、まずはどの回線が使えるのか?そして次に自分の端末が対応しているか?
この2点をチェックすることは必須であり、対応可能なことが分かってはじめてプランなどを検討することができます。


テザリングが対応していないこともある

端末をルータ代わりにして、テザリング機能を利用することもできます。
キャリアでは有料であった機能が、格安SIMでは無料であるためとても利用しやすい反面、対応端末と回線の相性はとても複雑になります。
基本的にドコモ回線の格安SIMとドコモスマホであれば対応していることが多いです。
しかし念のためテザリングが対応かどうかを、格安SIM会社の公式サイトでチェックしておくと良いと思います。


家族割がある格安SIM会社が少ない

キャリアでは当たり前であった家族割ですが、格安SIMとなると利用できる種類が少ないです。
ワイモバイルやUQモバイル、mineo(マイネオ)や楽天モバイルなど一部の格安SIM会社だけとなります。
そのため家族全員で格安SIMに乗り換えたい場合は、種類がやや限られてしまいます。
しかし、サービスの内容はキャリアと匹敵するほとお得であるため、格安SIMだからといって気にする必要もありません。
ちなみに、家族割がない格安SIMでもデータ容量をシェアできるお得なプランもあります。

クレジット決済対応の格安SIM会社が多い

キャリアの場合は、キャリア決済やクレジット決済、口座決済などさまざまな支払い方法がありました。
しかし、格安SIM会社では支払い方法が統一されておらず、各社バラバラです。
ただし、クレジット決済はどの格安SIM会社も対応しているため、1枚持っていると便利です。


店舗がない格安SIM会社(MVNO)がある

キャリアの場合独自店舗(アンテナショップ)が当たり前のようにありましたが、ワイモバイルやUQモバイル、mineo(マイネオ)や楽天モバイルといった一部の格安SIM会社を除いて独自店舗を持たないところが多いです。
そのためサポート体制が不十分に思いがちですが、その心配もありません。
格安SIM会社の公式サイトでは相談窓口がしっかり設置されており、メールはもちろん電話やチャット対応など、オペレーターと相談できるためご安心下さい。


格安SIMはデメリット以上にメリットが大きい!ズバリ乗り換えた方が良い人は?

まとめると格安SIMにはキャリアにはないデメリットがありますが、しっかりと対策することで問題を解決することができます。
それにメリットの割合の方が大きく、特に月額利用料金を大幅に節約することができるため、趣味にお金を使ったりちょっと贅沢な食事をすることも可能です。
だから、キャリアから格安SIMに乗り換えても問題はないと思います。
もし迷っている方は、下記から当てはまる項目があるかどうか?チェックしてみると良いと思います。

- 月額利用料金を大幅に削減したい人
- 2年縛りから解放されたい人
- 通話をあまりしない人
- ほとんど携帯を使わない人
- キャリアの契約期間がタイミングよく終わる人
- ガラケーと2台持ちの人
- 格安スマホの乗り換えを検討している人


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格安SIM会社別のメリットやデメリットを知りたい方へ
当サイトでも格安SIM会社別にメリットとデメリットをまとめています。
すでに気になる格安SIMがある場合は、下記からお目当ての種類をタップしてみて下さい。
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